2013-01-01から1年間の記事一覧

蓼食う虫-63

竹では無くとも節目は必要です 正月の準備 子供が小学校に通い始めて 子育てにちょっと一息つけたら 今度は進学準備の為に妻が勤め始めたので 暮れの掃除とおせちは私が担当することになっていました、今年は何もしないつもりでしたが それでも御神酒と宝く…

蓼食う虫-62

冬至の行事は盛りだくさん カボチャと柚子湯 神戸から郷里の近くにJターンした年の12月 幼稚園の娘が 「急いでお手紙を書かなくちゃ・・」なんて言い始めたことがあります、何でも此処に引っ越したのをサンタさんは知らないから 教えてあげなくちゃいけないん…

蓼食う虫-61

柚子の香りを閉じ込める 激闘1時間半 冬の前になると 柚子が黄色く熟れてきますが しっかり熟した柚子は皮の苦みが無くなり かじっても美味しいものです、 学校の帰り道でお腹がすくと 長い竹の先を割って挟みやすくした「割ばさみ」なるものを使って取って…

蓼食う虫-60

インスタントの活用 (その1) 思い出の一品 ブラジルではOBに大変お世話になりましたが あるとき「日本から後輩が来たからごちそうをしなくちゃ」と言うなり ライフルを持ち出して 窓を開け 庭に遊んでいた鶏の頭をぶち抜いてその場で切り裂いていただいた…

蓼食う虫-59

完熟無農薬ならではの楽しみ 完熟レモン 玄関先に植えたレモンに今年も実がなり 完熟の時期を迎えました、日本には柚やスダチという強敵がいますから そんなに重宝する果実では無いのですが 花は結構大きい上に それこそ咲き乱れるし 黄色い実は庭木として十…

蓼食う虫-58

これぞ本家・本元の料理 冬 は ”鰤” 手前味噌と言う言葉がありますが 小さい頃から食べ慣れた味と言う物は体にしみこんでいるもので たまにフッと浮かんでくる懐かしい歌のフレーズのように 何かの弾みに思い出して気持ちをそそられることがあります。 私は日…

蓼食う虫-57

業務用スーパーの活用 (その2) KIMUCHI キムチは今やすっかり定番商品になりましたが これの普及には日本の完成と工夫する力が大きく貢献していることはあまり知られていません、 韓国のキムチはニンニクやニラを入れて発酵させるので 酢っぱ辛い独特のモ…

蓼食う虫-56

業務用スーパーの活用 (その1) 蓮の水煮 家庭で料理をするのに一番のネックは 素材を少量づつ 多種にわたって揃えることが難しいことです 最近の割烹では 手間のかかる素材の飾り切りなどを専門の販売店から購入して使っていますし そこらのレストランや…

;蓼食う虫-55

ほんの一時の楽しみ 間引き菜 太陽暦・太陰暦で多少差は出ますが 季節の変わり目を西洋人は温度で 日本人は空気の色で感じると言われます、確かに気温がピークを迎える8月は 中旬に立秋に入っていますよね、外人さんにはまさに夏の盛りなのですが 良く気を…

蓼食う虫-54

せっせと作って冷凍庫へ バジル バジルというハーブは 鉢植えを室内や玄関先ににおいて時々揺すってやると さわやかな香りが家中に広がって ちょっと幸せな気分に浸れるので我が家の定番アイテムになっています、 生の葉をそのまま使う他 ジェノバペーストに…

蓼食う虫-53

食卓で調理しながら会話を マヤの伝統食 ロンブスのサンタマリア号乗組員が持っていたものが トルコに伝わったと言われている「ピリレイスの地図」にはアメリカ大陸だけではなく アルゼンチンから氷山でつながった南極大陸と気候変動が記されています。 西洋…

蓼食う虫-52

運を天任せの野菜栽培 捕らぬ狸の皮算用 昔の仕事は土木関係だったものですから 新しい職場に赴任するたび 最初ににする事は 事務所の付近や植樹帯にトウモロコシ・大豆・ひまわりを植えること、 何せ大きな敷地の場合植木や芝は専門の職人さんが定期的に管…

蓼食う虫-51

ドキドキしながら使った野菜 冷たい煮込み 道路のそばの無人100円市は 高知県から始まり 「泥棒はいないの?」と不思議がる外人をしりめに 日本人の品性を世に知らしめました、その後発展型の道の駅が山口県で始まり 今では全国展開して 竹下総理の故郷創生…

みちくさ  2

高速土産 今年も24h・TVと伴に8月が去っていきました、 毎年思うんですが 一流企業と高額納税者が結託して高価な出演料を払って雇った人達と一緒になり 無給のボランティアをあごで使って 子供がコツコツと貯めた小遣いを巻き上げる事が平然と許されてる…

蓼食う虫-50

がっつり食べたれて ヘルシーな夏 浅漬け な サラダ ちょっと油断すると部活をサボって遊びに行きたがる部長が高校時代にいましたが なぜか彼は連絡もしないのになぜか居場所を知っていて 頼みもしないのに連絡してくるのです。 今年も帰省して「ランニング…

蓼食う虫-49

安くて美味しいのが出盛り こってり さっぱり もう一度行ってみたくなるような観光地はなかなか無いものですが 宮島と足立美術館は一年以内に再訪したものです、反対にがっかりしたものの一番は京都の竜安寺、あの回遊式庭園の中を貧弱な土塀で囲み「禅の極…

蓼食う虫-48

夏ばて予防にも是非 効果覿面の肝 私事ですが小学校までは3日に一度病院に通って注射を打ち、中学校では3年間体育の授業は見学を命じられたほどの軟弱児童だったものですから 増血剤を服用していましたが、 鉄分の吸収を妨げるとかで 茶を飲むことを禁じら…

みちくさ 1

暑気払い 梅雨が10日も早く開けたので やることと言えば扇風機の前に寝転んで 運動と言えば寝返りかトイレに立つくらい、 これではならじと心機一転 暑気払いにでもと思いつき、 どうせなら楽しまなくちゃと 発汗療法を兼ねて ガンガンの陽ざしの中を萩往還…

蓼食う虫-47

料理の名前を聞いただけで 当主の直伝 天然痘で90%の人々が亡くなり ほぼ全滅状態の中で ヨーロッパ人による強奪がおこなわれたアメリカ大陸 その平原を出荷のために牛を追うカウボーイ達が 素早く用意するために始めたのがBBQ、大きな網か鉄板と火さえあれ…

蓼食う虫-46

夏に焼くのは 肉ばかりではありません 野菜・!!? 季節の感覚というものは いつの間にか体に染みついていますが その一つに梅雨明けと夏休みがあります 6月の下旬から雨が降り始め 7月に山桃の実が紅く熟したら 雷とともに大粒の雨が通り過ぎて 一気に …

蓼食う虫-45

暑いときには暑いように 自分だけの味を 日に焼けると肌が劣化するとは言いますが 夏はかんかん照りで暑いものです、世の中では いつの間にか汗をかくことがおしゃれでないと言うことになってしまったようで 太陽を楽しんでいるのは子供か学生くらいになって…

蓼食う虫-44

季節を閉じ込めて楽しみましょう ハーブの瓶詰 日本的ハーブ いわゆる薬味に使う香味野菜は 紫蘇にしろ ミョウガや蓼にしろ ちょっとしたスペースに植えてさえおきさえすれば いつでも使えるという便利さはありますが、 食べ頃にはワサワサとこれ見よがしに…

蓼食う虫43

とにかく食べてみなくちゃ 太陽がいっぱい 最近 沼津漁港のそばで深海魚の美味しいお寿司が食べられる所があると耳にして 食いしん坊の私としては何をおいても出かける価値が有ると判断・即実行、 ここは漁港のそばと言うこともあり 新鮮そのもの、 鰯を食っ…

蓼食う虫-42

慌てず、騒がず、おもむろに 野菜炒めの七変化 美味しそうな食材を見つけると ”どうやったら旨いだろうか”とか ”こいつは是非一度食ってみなくちゃ”なんて考えている自分がいます、 毎日の総菜を作るのは苦手なのですが 酒のつまみときたらまっしぐらに台所…

蓼食う虫-41

愛されてきた理由 最高の食前酒 パーティーの始まる前に 出席者が集まって何をするともなく開会をまっている時間を かつては魔の時間と呼んだそうですが カクテルが発明されて事前に供されるようになってからは 返って重要なひとときとなったそうです。 最近…

蓼食う虫-40

晴れた日には太陽の下に 気分はワイルド 最近自然の中でのびのび保育する事の良さが見直されていますが 私の経験では小学校くらいまでの閒に 子供だけで自然の中で遊ばせると 簡単にくじけなくなり 自ら工夫する力がついて来るようです、これは 管理されたス…

蓼食う虫-39

いつもの材料に目先を変えて 食卓の彩り 紬や 茶器は茶室の中では静かな趣を醸し出しますが たとえば ルーブル宮殿の中ではただのみすぼらしさでしかありません やはりあのようなところでは 豪華な振り袖や有田焼でなければいけません。 織田信長という日本…

蓼食う虫-38

胃が痛くなるほど食べる季節 季節の出会い頭 曼珠沙華という花が有ります、彼岸花とも言いますが 独特の紅い花は小さい頃に縁起の悪い花だから近寄ってはいけないと教えられましたが この花は救荒植物として人間によって広められたと言います。 今では広葉樹…

蓼食う虫-37

典型的な日本料理 ”刺身” 刺身はボリューム アメリカでのインタビューで まだ和食がメジャーでは無かった頃 「お刺身はただ切っただけなのに なぜ丁寧に調理した魚料理より高いのか納得できない!」と宣っていたご婦人がいました。 魚は釣りたての切り身を …

蓼食う虫-36

うらやましくなかった料理 手抜きを楽しむ 日本ではご飯と味噌汁の朝食から パン食へと変わった家庭が多いと言うことですが アメリカのホームドラマに出てくる食事も時代とともに少しずつ変わってきています、 最初に覚えているのは 山盛りの豆とマッシュポ…