蓼食う虫-47

 
料理の名前を聞いただけで
 
当主の直伝
 
 天然痘で90%の人々が亡くなり ほぼ全滅状態の中で ヨーロッパ人による強奪がおこなわれたアメリカ大陸
その平原を出荷のために牛を追うカウボーイ達が 素早く用意するために始めたのがBBQ、大きな網か鉄板と火さえあれば 歩く肉は目の前に食い放題 手っ取り早いことこの上なしの野外料理。
 スペインがアラブの治世下だった頃 彼らの作る肉料理を見て農作業用の昼飯として作り始めたのが パエリア、 今でもバレンシア風では鶏肉とインゲン豆を使っており この頃の特徴を残していますが 私たちの知っているのはシーフード、 なんと心地よい響きと イメージを持った料理ではありませんか。
 元々パエリアは野外料理ですから BBQ気分でやるもの、 パーティーの一品にするのも良いのですが こだわりが一つ、作り方と味は各家のお父さんが代々受け継ぐものだそうですよ。
 
イメージ 1
   手抜き風の材料       お焦げもついて 太陽の下こそ似合う料理です
                   (レモンは食べる直前に飾りました)   
 
パエリア (もちろん手抜き風)
 
  シーフードミックス   1/2袋   ・ ニンニク、トマト1個、タマネギのみ                                                                                  じん切りをオリーブオイルで炒める。
  トマト      中    2個     
  タマネギ     中    1個
  レモン           1個   
 
 ・ 500ccの水と 1袋(2袋入り)のブィヤベースの素のスープを注ぎ
  ニンニク1片, 生米を加えて平らにし シーフードミックスを上に散らす。 
      米400cc、ブィヤベースペースト  1袋、 スープの味はコメが水分を吸って 
  濃くなるので気をつけます。
 
  ・     沸騰したらスープがやっとグツグツ言う程度の火加減で 蓋をして15分
  火を止め トマトをきれいに飾り 蓋をして 15分蒸らします。
 
  ・   時間が立つと ただの炊き込みご飯ですから 泌ずできたての熱々を召上がれ。
        食べるときには 必ずレモンを搾るのが スペイン流。
                                                     
 アサリがあれば1/2パックを使用、サフランがあるとお湯でしっかり入りと香りを引き出して使えば 味は全く違いますが 此処は手抜き風ですから 手に入りやすい材料で気軽に作るにはこれで十分。
 我が家にはサフランが咲くので 年に一度だけ惜しみなく使って作っていましたが 香りの良さは炊飯器で作るのが一番、 蓋を開けたときのあの香りと味は、残念ながらレシピが失われてしまったので 再現できなくなりました。
 他にもこんなオススメがありますし 「手抜き料理レシピ」 には 炊いたご飯で作る方法も載せています。
             
 
 かつては 世界を席巻し 英語より遙かに多くの人〃 が話しているスペイン語、英語のように発音に苦労することもなく 日本人でもカタカナで話せば通じるので もう少しイギリスなんぞに負けないで頑張ってくれたら 
   RとL に苦しまずにすんだのにと・・・・ アッ
       アメリカ語って イギリス語と比べると ズーズー弁ぽくありません?