みちくさ 1

 
暑気払い
 
 梅雨が10日も早く開けたので やることと言えば扇風機の前に寝転んで 運動と言えば寝返りかトイレに立つくらい、 これではならじと心機一転 暑気払いにでもと思いつき、 どうせなら楽しまなくちゃと 発汗療法を兼ねて ガンガンの陽ざしの中を萩往還へ。
 幸いなことに山口県立図書館の文書館(もんじょかん)には江戸時代の参勤交代道中ガイドに当たる行程記伊能図があるので地理院の地図を元にしたガイドブックと会わせて 当時の景色でも楽しもうかと出かけてきました。
 
 ①朝の涼しさの中 往事を忍ばせる林間の道を行きます
  萩往還は主要道路として長く使われていましたが 鹿ノ背隧道が明治16年に開通したため 少なくとも この
    峠から明木へ出る道は確実に志士たちの歩いた道 30才までは高杉晋作坂本竜馬の背中を追い続けた
    世代にとってはたまりません。
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           5:30 唐樋札              8:30 一升谷
 
②落合の石橋(幅1.7m 長さ2.4m)
  萩付近に多い形式の橋らしいのですが 三大奇矯「甲斐の猿橋」と似たような構造
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            9:23 落合の石橋            甲斐の猿橋
 
③防長国境を超えると道の様子はがらっと変わります 伊能図でみるとルートは同じなのですが その後
 整備がおこなわれたんじゃないかと思われます しかし 歩くには気持ちの良い所です。
 六軒茶屋では陽ざしが強すぎて カメラの自動補正機能が追いつきません。
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         12:00 板堂        12:30 六軒茶屋
 
④一の坂を降りきると 後は昭和のアスファルト道路 無風の中 日陰もなく 山口盆地の太陽と照り返し。
 行程記を見ながら想像をたくましくするにしても 限度はあります。
アスファルトで足を痛めたので 山口市内で舗装道路用のエアークッション入りスニーカーを買いました、そこのご主人も萩往還を歩いたとかで とても親切に対応していただいたのですが  ここからは 太陽に押しつぶされそうになりながら ただひたすら歩くのみ。
  それでも何とか明るい内に三田尻港の御船倉蹟と大灯籠に到着。 
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         18:50 防府天満宮     19:40三田尻港大灯籠
 
 到着したときは 体中塩だらけ ザックも服も塩でザラザラ、 春・秋には多くの方が歩いているのですが今回は誰も見かけませんでした、 山口から先も 商店街のアーケード以外で歩いている人は無し、 おかげで最高の暑気払いになりました。
                  この夏 これ以上暑いことはなさそうです。
 
 
      本日のお品書き     スポーツドリンク 500ml     9本
                  お茶        〃       2本
                  水(体にかけた )  〃       4本
                  飴   特濃ミルク          1袋
                    柚塩飴                                             1袋
                                               おにぎり               6個
 
   生ビール     防府駅前で  3杯までは覚えています  
                                                  あげくにビールのおかげで最終便に乗り遅れるは
                                                              体重は増えているやら ・・・・・・・・