愛されてきた理由
最高の食前酒
パーティーの始まる前に 出席者が集まって何をするともなく開会をまっている時間を かつては魔の時間と呼んだそうですが カクテルが発明されて事前に供されるようになってからは 返って重要なひとときとなったそうです。
最近では結婚式の披露宴が始まる前にウエルカムドリンクとして利用されていますが この食前酒的な振る舞いは お祝いさえ持参すれば誰でも結婚式に参加出来た時代の沖縄でしか見かけたことがありません。
果実の焼酎漬けは 密造酒として取り締まられた経緯がありますが 犯罪を犯すと言う後ろめたさはなく 手当たり次第に作って飲んだ事もありますが 結局 食前酒として今も作り続けているのは 黄金の梅酒。
愛され来た理由がよくわかります。
焼酎漬(焼酎、ブランデー)スタンバイ もちもち梅干し
焼酎漬け
・ 焼酎漬けの容器は市販の梅酒用容器ではなく キャップがしっかりしてアルコー
ル分が抜けない容器を用意
4㍑のお酒用ペットボトルなら梅1Kg、砂糖500g、焼酎1.8㍑ に丁度良
いサイズです。
・ 最大のコツは砂糖と焼酎の量です、 果実のエキスは浸透圧によって吸い出され
るのですが 砂糖が多いと甘ったるくなってしまうので 始めに梅1Kg・
砂糖500で 梅が漬かる程度に少量の焼酎でつけ込み 時々揺すって 梅が し
ぼむのを待ってから 残りの焼酎を加え、半年したら梅を取り除きます。
梅は長く漬けておくとほど良い色になりますが 苦みも出ますのでほどほどにし
ましょう。
もちもち梅干し
・ 梅干しを作るのは難しくありませんが 美味しい梅干しを作るコツを2点
① 梅は特大の完熟を使用します 熟成が悪ければ追熟します
② 土用干しの後 梅酢にくぐらせず そのまま ユカリと交互に重ねて容
器(乾燥しないよう)に入れ 1年間熟成します。
上記の要領で もちもちして酸っぱくない最高の梅干しが出来ます、梅酢は保存
しておき ユカリが乾燥しすぎた場合に少し加えるほか ピンクの寿司ご飯などに
使用できます。
ブラジルに渡った日本人の方は たいていのものは自給したそうですが 梅だけは手に入らなかったものですから 代用品で我慢したんだと話されていましたが・・・食べたかったのでしょうね、 これを朝一個食べると 最高のアルカリ健康商品だともてはやされたこともあります、 新聞を読みながら梅干しとお茶を飲むのが 新婚時代朝の一時の憩いだった事もありますが いつの間にかコーヒーに代わってしまったこの頃です。
それにしても「梅雨」とは なんて字を当てはめたんでしょうね、
日本人は・・・・ この季節に。