蓼食う虫-63

 
竹では無くとも節目は必要です
 
正月の準備
 
 
 子供が小学校に通い始めて 子育てにちょっと一息つけたら 今度は進学準備の為に妻が勤め始めたので 暮れの掃除とおせちは私が担当することになっていました、今年は何もしないつもりでしたが それでも御神酒と宝くじは必需品 これだけあれば暮れと正月の準備は万端。
 
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 その昔 中東では絶対神を求め 今でも神の指示の下に人は暮らし続け、 ヨーロッパでは生き返る事を空約束にして 人を殺させ続けています、 インドでは法則と鍛錬を足がかりに 心のあるべき姿を追求したものの 悟りに達した者達は口をつぐみ始め、 中国では神と人の境を見極め 史記以来世の現実を追い続けています。
                                
 さて日本では   神様はみんなご先祖様、
伊勢神宮も 出雲大社も 天満宮も みんな私たちのご先祖様、 身内だからお願いするのも当たり前。
 正月に家に注連飾りを掛けるのは 遠くの高い山に居たご先祖の魂が 家族とゆっくり過ごすために家に帰られるので 家そのものを神社にしてお迎えするという慣わしなのです、 地方によっては 奥の間にだけ注連飾りを掛け 当主だけが入室を許されるという 古来からの形を伝えているところもあります。
 ですから 暮れには家を掃き清め 心を新たにして過ごしましょう。
 注連縄を車に着けたり 犬小屋になんてのはもってのほかですぞ あれは神社の注連縄そのものなのです
  ・・・・とは言っても 最近はスーパーの商品
            相撲取りなんぞは腰に着けてますが
 
 
 行事と言えば 清めにも お祓いにも必需品は御神酒
酒に強いこだわりがあるわけではないのですがく 長く庶民に愛された 安くて飽きないものを愛好していて 酒なら土佐鶴 焼酎なら白波の一番安いものをという具合。
 土佐鶴は 昔 甘い日本酒がもてはやされていた頃 高知にいたことがあるので知ってはいたのですが ある時期 「日本酒はワインより味のバラエティーに富んでるよ」といって いろいろ飲み比べていた中で  妻がワインより美味しいと言ったことから 長く愛用し   いつの間にか正月には欠かせないものになっています。 
  準備万端 年末にはウキウキと 正月にはたまに帰る同級生とコタツで呑みながら
            ・・・・・・めでたく有り めでたくも無し!!  と
   
                        しばらく冬ごもり