愁章
尽きる所
真空のざわめきから ちょっとやんちゃなバブルが弾けて始まったインフレーションは 光の速度を遥かに超えた空間の膨張を引き起こし、 とは 言っても 0が 直径1cm程度の大きさになっただけなのですが その後の火の玉宇宙の膨張をビッグ・バンと呼んでいます、 もっとも 真空とは言っても 空間が有るわけではなく さらに驚くことに この現象は特別なことではなくて 無数にできた宇宙空間 の たまたまその一つに 私達が居合わせているだけのことだそうです。
私達の見える宇宙は 光の届く範囲で 約138億光年の半径を持つ球状空間ですが この138億光年先の現象は 宇宙の膨張により現時点では461光年先に存在しています
ま 宇宙がどう生まれようが どう死のうが 庶民の私にとっては 今日の米不足のほうが大事なんですが
最近の宇宙物理学は 確率計算だけで 自己増殖できるRNAが生まれうることを証明したみたいです(詳しくは「戸谷論文」を確認してください)、そのためには138億年の中の恒星 1022個では不足すが インフレーションで作り出された 本来の大きさの空間に有る恒星 10100個ならば どこかで発生してもおかしくないんだそうで これには 神の介在を必要としていません ・・・・と ・・ さ。

一汁一菜・腹八分
尽きる所 今日を振り返り 何事もない幸せを感じるには たったこれだけで良いのです。
最近 宮本常一の業績を知り 「忘れられた日本人」を読んだ、 映像が希少な時代に コツコツと歩いて書き留めた庶民の記憶、こんなことを記録した人が居たんだという驚きはともかく 私の中で 田舎の幼少期の記憶が重なってきます。
急激に変化する時代を前に書き留めた膨大な庶民の人生は たぶん ほとんどの人には 振り返られることはないはずの記録でもあります、 必死に生きた親たちの世代と 日本史上かってない幸福な時代を生きた自分たちの時代を思い 久しぶりに 充実した読後を楽しんでいたところ。
古い友達から電話がかかって、「胃癌だ、もう転移してて 医者は 後3ヶ月だと言うんだよね。」
これに励ます言葉はないやね、せめては この3ヶ月 覚悟を決めて いい思い出を家族と共に残せよと言うしかないし。
香典じゃ役に立てなかろうと 病気見舞いに添えて 初期キリスト教史・仏教史・蓼食う虫の日々是好日をDVDで、立花隆の「臨死体験」を読んで見るのもいいし、ついでに 家族で韓国ドラマの「トッケビ」を見るのもいいよ、 の一言を添えて送りました。
せめて家族にとって 別れが優しいようにと 思いを込めて。
天国があった方が 都合がいい。
必死に生きてきた人の 行き着く先が無しで いいはずがない。
だったら 天国で贅沢三昧してると 思った方がいい。
-------葬送のフリーレンより----






