蓼食う虫-37

典型的な日本料理 ”刺身”
 
刺身はボリューム
 
 アメリカでのインタビューで まだ和食がメジャーでは無かった頃 「お刺身はただ切っただけなのに なぜ丁寧に調理した魚料理より高いのか納得できない!」と宣っていたご婦人がいました。
 魚は釣りたての切り身を 船縁から海水に浸して食べると最高に旨い物ですが 魚を一度陸に揚げた後では 大変贅沢な食べ方であることに間違いは有りません しかもただの魚の切り身を 調理人の腕と包丁の切れ味だけで美しく 美味しく食べさせるとなると 世界でも日本人なればこその料理といえるでしょう。
 ただ切っただけの 素朴な食べ方であることに間違いは有りませんが。
 
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お刺身の応用
 
 調理したパック入りのお刺身は 下に大根がたくさんあるだけで 実はほんの少ししかない高価な食べ物です、お刺身として食べるだけではちょっと食卓にボリューム感が欠けると言うときに 野菜たっぷりの丼はいかが。
 野菜は タマネギ・カイワレ・オオバ・ミョウガ・春菊等 何でも試して見るのが一番。
 
お刺身丼・ズケ丼
   上記の写真そのままでたっぷりの野菜と一緒に丼に載せ タレをかけます
    ・ お刺身を醤油に漬けておけばズケ丼
    ・ お刺身を酢・醤油で和えれば リュウキュウ丼
    ・ お刺身をごま油とすりゴマで和えて 醤油ダレをかければ中華風丼
 
洋風
   たっぷりの野菜と刺身をオリーブ油で別々に和えて 塩・胡椒・バルサミコで味
   つければ カルパッチョ
 
韓国風
   「手抜き料理レシピ集」 の 「刺身ビビンバ」を参照して下さい
                               オススメです
 
ワイルド
   温かいご飯の真ん中に穴を開けて お刺身を詰め 醤油・酢・おろし生姜をかけ
   てご飯で包み ワケギ・大葉・貝割れ等を振りかけ お刺身が半煮えになったと
   ころでバクバクいただきます   
 
 丼物は偉大な発明ですね 普段の物足りない料理が丼にすると立派なごちそうに変身するとは、 ただ ご飯の上に素材を乗っけて掻き込むだけの下品な料理のはずが 今では高級料理さえ存在します。
 なんてことはない料理のはずですが あくまでも日本食ですから 肝心なのはそれらしい器を使うことです     
       いつでも 何処でも 何でも   
                見かけは肝心ですぞ。