海の中は陸上より遙かに豊かです
サンマづくし
水の中の豊かさは陸上と比べものにならないことはよく言われますが ちょっと考えてみれば簡単なことです 考えても見てください そこら中を駆け回っているだけで口に食べ物が飛び込んできて おなかがいっぱいになり 生きていけるところなんて 陸上でありえんでしょう。
かつて 海の米と言われた鰯は 輸送して売っても採算が取れないにもかかわらず 人が食べきれないほど取りあさり 家畜の飼料なんかに使われていましたが、 最近は原因不明とはいうものの漁獲量が極端に減少し 加工場はほぼ休眠状態にあるそうです、 しかし うれしいことにサンマにつては今も豊漁で 保存技術と輸送システムのおかげで 刺身で食べられるものが日本中で出回っています。
サンマの姿寿司 サンマづくし
サンマの姿寿司
・ 生サンマはすぐに傷むので 保冷バッグを持参し 氷を入れ 保存して持ち帰り、
直ちに氷ごと塩を振って 軽く攪拌しておきます。
・ 腹から開いて手早く頭と内臓を取り さっと水で洗ったら 皮を付けたまま背中
まで切らないよう気をつけてさばき 背骨と腹鰭・腹の骨を取り除き 尺塩を振り
ます、 たくさん作る場合は 1尾ごとに塩を振るところまでやると 魚の傷みがす
くないです。
・ 30分くらいしたら軽く水で流して 水気を拭き取り 酢に漬けますが、少量の場
合はビニール袋を使用すると酢が少量ですみます。
酢に漬け込む時間は30分~1時間くらいで十分です、売り物ではないのであま
り漬け込まず 新鮮な美味しさを楽しみましょう。
・ ラップを下に敷いて サンマの上に酢飯を載せ 形を整えながら丸めて冷蔵庫へ
サンマの刺身が旨いんだという話を 東京の友人から聞いたのは学生時代、 就職後沖縄に行ったので食べる機会がなくて あこがれを抱いたままいたところ あるとき突然に 生サンマを売っているではありませんか!。
何をしたかは予想の通りです、 安い上に 刺身にしても食べごたえがあり なんといっても旨いというのでは ほっとく手はありません。
その後 出始めは避けて 1尾100円を切ったら早速サンマづくしをいただくのが年中行事の一つになりました。
姿寿司はサンマや川魚のような背鰭のやわらかいものは腹開きにすると出来上がりがりがきれいです、鯖のように背鰭が大きいと背開きにしないと食べにくくなります。
家庭で魚をさばくことが少なくなったそうですが 世界は日本食ブーム 魚万歳、サンマ万歳、健康万歳!。
めんどくさければ 「魚は男の仕事よ・・・・ 」
と言う手もありますぞ