蓼食う虫-25

永く健康であるために
 
ウチナーの知恵
 
 最近の台所用洗剤はずいぶん改良され 少量でよく落ちるようになっていますが その分 台所で水仕事をする手に与えるダメージも強力なようで 冬になると両手の指先に貼ったカットバンを見るのが痛々しかったものです。
 あるとき長寿番組で沖縄のおばあちゃんの 「夏は豚を食べんとねー 肌がかさかさになるさー」と言うインタビューとともに  豚のコラーゲンとゴーヤのビタミンCが  ~ エストロゲン ~ 肌の健康 ~ 沖縄県民の長寿 なんてのをやっていました。
 普段は 「健康食品 ? あれは安物を高値で売る最良の手段だな。  サプリメント? 効くんなら薬として薬局で売ってらー。 コラーゲンなんか顔に塗っても吸収されんぞ。」 なんてことを言ってましたが見るに見かねて あれでもと思い 早速ミミグァーを取り寄せ おやつ代わりに食べさせて見たところ なんと是が 劇的な効果を発揮しました。 
 
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    茹でこぼした後         味付け後
 
コリコリミミグァー
 
 ・ 購入したミミグァーは酒とタイムを振ってよく混ぜてしばらく置き 軽く茹でた
  後 水にさらします 。
 
 ・ カップのお湯に チキンコンソメ(ミミグァー1kgに3ヶ位)」と砂糖ー大 1、胡
  椒、タイム、昆布だし、醤油少しを入          れて よく溶き ミミグァーに加
  えて火にかけ 水分が適当に無くなるまで(コラーゲンなので水っぽい感じは
     残りますが 焦がさないことが大事)加熱してよく混ぜる。
   味を見て 好みの味付けにします、 おつまみなら少し濃いめに。
 
 ・ 冷めるとコラーゲンで全体が固まってしまうので 扇風機やヘヤドライヤーでさ
       ましながら 箸でほぐし続け、室温になったら小分けして 冷蔵庫や冷凍庫へ、そ
  のまま食べても 料理に使用しても重宝します。
 
・ 冷凍したものは 冷蔵庫で解凍し 手でほぐして しばらく空気にさらした後 味を調整

 11月から食べ始めたその冬は 手袋をせずに洗い物をしても あかぎれにならず カカトも長年カチカチだったものがつるつるになると言う 嘘のような結果で 見ていた私がたまげたくらいでした。
 食べ物は 好きなものを食べていれば 体が必要なものを要求するので 栄養のバランスは自然に整うと言う研究がありますが 最近では 有り余る食材と量の中では 体の要求ではなく 甘みをほしがる舌と快感中枢がほしがるとも言われおり ファーストフードで太ったアメリカの子供などはその典型と言われています。
 かつて琉球列島では ミミグァーやハナグァーは 珍味として塩や味噌に漬けて保存し 客をもてなす料理でしたし、アシテビチは皮付きのくるぶしを煮込んだコラーゲンの固まりで 強い太陽の下で体が要求する味でした、健康のために必要なものを少量だけ摂ってサーチュイン遺伝子を活性化させるのも一つの手段ですが なんと言っても まず第一に 人間の入れ物である革袋を整えなくては話になりません。 
 下手な化粧品やサプリメントなぞ真っ青です
            是非一度 ミミグァーをお試しあれ。