蓼食う虫-27

カルボナーラはクリームソースじゃないでしょう
 
卵の香り
 
 小さい子供は味覚が発達していないため 食感の良い麺類と 味がはっきりしているカレーなんかを好むので うどん、パスタ、カレーなんてのは定番でよく作っていましたが、 カルボナーラだけはイメージ通りに作れなくて 手を焼いていました。
 出かけたとき機会があると必ず注文していましたが クリームソースだったり チーズがたっぷり入っていたりで なかなかイメージ通りのものに出会えませんでしたが あるとき 卵の香りが立ち上るカルボナーラに出会うことが出来たのは・・・
 なんと! 「Joll-Pasta」、 どうやっているかは知りませんが ここのカルボナーラは 確かに立ち上る卵の香りが豊かでしたし 一緒に注文したゴルゴンゾーラの香りにも満足して 長年の鬱積が晴らせたような気分になったものです。
 しかし 本当のカルボナーラはシンプルすぎてレストラン向きでは無いのかも知れなせん、結局自分で作ることになりますが 塩味のきいたベーコンを炒め フライパンが冷えてから卵とパスタを加え 卵が半熟になるように慎重に加熱したらたっぷりと黒胡椒をかけるだけのシンプルなものです。
イメージ 1
 
フワフワボンゴレ
 
 ・ ボールに卵をよく溶き パセリはみじん切り アサリは酒蒸しにして殻を取り除
  きます。
     アサリの汁が多いとパスタがのびますので そのときはアサリの身を取り出して
       から 少し煮詰めてください。
 
 ・ 1.2㎜のパスタを茹でたら直ちにボールに入れ 卵をよく絡めます、このパス
  タは茹で時間が短いので 食べ頃にあわせるためには 茹で時間に特に気をつけて
  下さい。
 
 ・ 酒蒸しにしたアサリとフライパンでからめ パスタがサラッとしてふわふわにな
  ったら パセリと合わせます。
   この料理は油を使わないので必ずテフロンのフライパンを使用してください。 
  アサリ1パックで4人前くらいが良い塩加減になりますが 必ず味見をしましょ
  う。
 
 ・ お皿に盛りつけた後 貝殻を少し加えると見栄えがよくなります。 
 
 これはカルボナーラの失敗作ではありません 学生時代 新宿駅近くの スタンド式パスタ屋で食べたことがあるのを 20年も過ぎてから いい加減なイメージと 完全に忘れた味をもとにして作ったものです。
 上記は アサリしか使っていないシンプルなものですが 昆布だしと少量の砂糖を加えるとまた少し味が変わりますので工夫するのも良いでしょう。
 しかし 1.2㎜のパスタは絶対に譲れません、この麺はソースがよく絡むので気に入っていますが なかなかないので見つけたときには大喜びで確保しています。
 茹で時間が冷や麦程度に短いのも便利ですが 麺が細いので通常より多めのオリーブオイルを使用するのがちょっとしたコツです、 冷製パスタにも スープスパにも相性が良い上に
 果てはチャンポンになったり 冷やし中華になったりするのは・・・・・・・
                                ここだけの話。