蓼食う虫-112

桜の季節に出盛りの楽しみ
 
ガッツリが醍醐味
 
 4月の上旬に 雪の長野を出発して南下しましたが 木曾谷あたりからちらほら桜を見かけ、名古屋は満開、家についたときは桜吹雪の中でした。
 私は色弱なもんですから 染井吉野の薄いピンクが見えにくいので ”今年の色は”
とか、 ”写真であのピンクをどう見せるかが・・・・・・・” などと こだわりの話は相槌が打てなくて弱ったものです。
 ところで この季節 かのウリジナルの国では あれは済州島の王桜が期限 だとか 桜の文化は我が国発祥であることを世界に発信しよう などと 相変わらずのネットの書き込み、 困った国だと娘に話したら いきなり大笑い、 「あそこらしいわ~」ですと、 若い人には相手にするのも馬鹿らしい国の一つみたいです。
 
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わけぎとアサリのヌタ
  わけぎはカットしないで根っこの方から茹で しんなりしてきたら葉まで沈めて 茹で加減が均一になるようにします、茹でた後は直ちに水につけて粗熱をとってからカットして 水気をよく絞ります、 アサリは酒蒸しにした後 身を取り出し 蒸し汁を少し煮詰め ヌタの仕上がりが水っぽくならないようにします。
 後は 昆布出の素・パック入りの酢味噌で和えるだけ、 小皿にちょこっと などといわず 丼にガッツリ盛って わけぎのヌタ丼、或いは鯵の酢締めをたっぷり刻み込んで膾に。
 
 桜の季節は わけぎの出盛り、地方のイベントなんかで ひと束いくらで売ってるのを見たら ありったけ買って来て ヌタやネギキムチ(じゃがいもと 鍋に入り切らないくらいのネギだけで頂きます)にして楽しんでいますが 何と言っても この時期は潮干狩りの季節、行けない方はスーパーのパックを使って作るヌタは絶品、他に冷蔵庫にイカのげそなんぞがあれば 茹でて追加すれば至福。
 
 染井吉野は散り際が好きなのですが と 言うよりも花びらの中で飲む酒が好きなんですが この季節には何十年も前の 密かに自身に恥ずる思い出があります、 一高の寮歌に「ああ 玉杯に花受けて・・・」という一節 があるのですが 初めてこの歌を知った時 玉杯が何かも知らず 桜の下で花見をし 酔って将来を語りながら 放歌する学生を思い浮かべました・・・・・・ あ~恥ずかしい。
 ところで 彼の国 戦後ず~っと臨戦態勢のままとは言っても 文化と民度のない国は悲しいものです。 
   一番恥ずかしいことは 自分が気がついていないことなんですがね  
                  そして ある日  いきなりショック・・・・・・
                                      楽しみですこと