食卓を豊かにするために プロセスを楽しみましょう
失敗した話は 立派なごちそうです
３球三振
「他人の不幸は蜜の味」と言いますが 自分のピンチを笑い話に出来るのは これこそ人間の特権であり かろうじて猿と区分されている由縁のものではないでしょうか。
何度か死ぬかも知れないと思ったことがありましたが なぜか異常に長く感じられる一瞬の中でも、眠れないほどノロノロ過ぎる時間の中でも 死ぬかも知れないと思ったときには 自分のことをジョークに出来る余裕など無かったものです、 私たちは普通の人ですから 映画の中の一コマのようには振る舞えません。
でも 料理の失敗くらいなら 楽しむのには丁度良いごちそうです、 しょっちゅう楽しめますしね。
圧力鍋の使い方
今回は鍋の使い方と言うより 圧力鍋を使った３連続失敗作の紹介です
第一回 筑前煮
正月の黒豆を煮るのに便利かなと思って用意した圧力鍋が寂しそうなので 筑前煮モドキを作ってみました
チクワやカクテンなどの練り物は ちょっと出汁を吸ってゆるく炊きあがったものが美味しいのですが 加熱時間が短いので入れたときのまま 「何があったの？と きょとんとしてる」状態をでしたし、ニンジンは柔らかくなりすぎて
ようやく形を保持・・・・・・・・・・・
まあこれは一応食べることが出来たので ファール
第二回 肉じゃが
肉じゃがは 個人的にジャガイモのホロホロしたのを煮汁に絡ませて食べるのが好きなので男爵を使って作りましたが なんと 蓋を開けて味をなじませるためにかき混ぜたら ジャガイモが無くなったではありませんか。
いくら何でもジャガイモのない肉じゃがとは！！ でも もったいないので丼にしつらえましたが 鍋いっぱい作ったのを一週間食べると考えたら 気分は鬱、 ふと目をやると 唐揚げ用のカレー粉があるではありませんか
糸こんにゃく入りカレーでしたけど
まあ１度は食べたので チップ
第三回 酸っぱくないス
これはタマネギを入れたので予想以上に水っぽくなりましたが 香りもよく形もよく完成・・・・・・・・したのは良いのですが 盛り付けようとしてお玉で混ぜたら 今度は手羽先が無くなってしましました、
メインですよ 手羽先は、 と 言うことで今度は悩むことなく・迷うことなく 即 海軍風カレーに変身 おかげで２週間カレーを食べる羽目になり・・・
思い切り空振り三振。
失敗こそ人生の宝物です （たかが料理で そこまで言うか？） ともあれ 笑いは人生の妙薬です 恥ずかしがり屋の（失敗さん）をひきずりだして 大げさにはやし立てて楽しみましょう、 と 言うことで 今回は料理の完成写真はありません
なにより 完成してませ～ん。
