蓼食う虫-15

野菜は土と太陽を食べているんですよね
 
美味しいは新鮮 
 
  同期会で 都会を引きあげ郷里の近くに居を構えて 野菜を育てながら薬膳を楽しんでいる方と話をする機会が有りましたが 土と太陽を身近に感じて暮らすのは 都会では味わえない飽きることのない楽しみですね。 
 日本では室町時代に花開いた禅が いつの間にか普通の暮らしに溶け込んでいます、 食べものの好みは環境や年齢により変化しますが 「食べることは重要な修行の一つ」であるという教えが知らぬ間に染みついているようで いろんな料理に目を奪われながらも いつの間にか再び 新鮮さとシンプルに落ち着いてくるようです
 
イメージ 1
 
 
 野菜の力
 
 ・ 野菜は何でもかまいませんが キュウリ・水菜・にんじん・ワケギ・キノコ は定
  番です、ニラは試したことがありません。
   切り方はなるべく大きさを揃えますが 白菜は葉を綿棒等で軽く押し伸ばしてか
  ら  縦に1㎝幅位に切った後 短冊に長さを揃えます、切り方を工夫するのも楽し
  みのうちです。
 
 ・ 白菜以外の 切った野菜は塩水に受け 水を切ってラップをしないままレンジで
  チン、軽く揉んだのち 2~3%程度の塩水に30分くらいさらしてあくを抜くとと
  もに 塩味をつけ、ぎゅっと水気をしぼってから 「浅漬けの素」や昆布だしパッ
  クの裏の「キュウリの浅漬け」等を参考に味付けした漬け汁をたっぷり加え
  タッパーやビニール袋に入れて 冷蔵庫で一晩寝かします。
   塩分の目安は0.8%程度です、塩分を控えるには香辛料かだし(だしの素)をきか
  せるようにします。
   最近は浅漬けが 漬け汁と一緒に袋に入っていますが この漬け汁はめいっぱい
  活用しましょう。
 
 ・ 漬け汁をヒタヒタの状態でいただくとさわやかで良いし、 コンソメを加えて冷
  たいスープ仕立ても良し、唐辛子を加えると水キムチ風になるが これも又良し。
   
 ・ キノコだけで作り 少量の醤油、酢を加え 5㎜程度に刻んだアサツキを加える
  とまた別物です
 
 この野菜の力は夏場にさっぱりとした野菜をたくさん食べたくて工夫したものですが イメージは具だくさんの冷たい野菜スープです、一人暮らしだと食事のたびに一から準備するのもおっくうなので作り置きをタッパーで保存しておき 一人バイキングを楽しむのに欠かせない一品になっています。
            新鮮・シンプルが命です どうぞ大地を召し上がれ