蓼食う虫- 5

赤身こその美味しさ 
 
野菜の焼き肉
 
 焼き肉屋と言えば在日韓国人の店が多かった為にあちらの国の食べ物と思っていた人が多い様ですが 実は朝鮮という国は大変貧しい国で 焼き肉を食べる文化を持ち込んだのは日本人だと言うことはあまり知られていません。
 あの国では ハングルという文字を使っていますが 元々この字は教養の低い民衆のために考え出された文字で 中国こそ一番と思っていた皇族と官僚が使うはずも無く 日本が義務教育を導入した時に初めて全国民が読み書きできるようになったのですが 今でも文化批判をした出版物が発行禁止になる様な国ですから たぶん大多数の国民は知っていないでしょう。
 しかし 焼き肉があの国で独特の発達をしたことは事実で(日本で食べる焼き肉とはずいぶんことなりますが) 中には大変美味しい食べ方も有ります。
 
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野菜のプルコギ
 
 色が白く見えるような病的な牛の霜降り肉なんて健康な人間の食物とは呼べません 赤身の肉こそ王道です野菜をふんだんに入れたこの食べ方は 韓国で食べられている本来の”プルコギ”とは全く違う料理になっていますが 何時食べても飽きる事が有りません。
 
    材料 4人前  牛切り落とし        600g
           ワケギ            2束
                             タマネギ          大 3個
         オオバ            適
         カイワレ                                適
          調味料      煎りゴマ                大 2
              砂糖                  大 1
               醤油            大 4
               酒             大 3
               ごま油           大 2
               胡椒           少し
               コチジャン         適 
 
 コチジャンを使う場合は 醤油を少し少なくします、コチジャンが手元に無ければ一味と味噌を少し加えると良いでしょう、 又 醤油の量は赤身に対しての量になっていますので 脂の多い肉を使う場合は注意してください。
 牛肉は手で 3~4㎝にちぎっておき、 食べる10分くらい前に肉・野菜・調味料をよく混ぜます、直前でも良いです、 混ぜたまま長く時間がたつと 肉の風味が損なわれるので注意してください。
 プレートで焼きますが 肉の色が少し変わったら火を止めて ジューシーな内に食べきります、肉・野菜ともに焼きすぎては行けません。
                  赤身の肉本来の美味しさをどうぞ