蓼食う虫-32

白菜は切り方
 
白菜
 
 冬場の代表白菜は 漬け物や鍋物が一般的ですが この野菜は切り方一つで持ち味が変わる 楽しい野菜です葉の柔らかい部分はサラダや盛りつけに 芯に近い小さな葉はサラダやディップ、盛り付け用と そのままでよろしいのですが 葉の大部分を占める厚い部分こそ持ち味です。
 
イメージ 1
  そぎ切り      短冊(縦)    千切り(縦)    斜め切り
 
白菜の切り方
 
 ・ 丸ごと縦に六つ切り or 八つ切り
     ばらけないように注意して 少量の水とコンソメ、昆布だしで下味を付け
    クリームシチューに
      盛りつけてから 形を崩さないように気を付けながら 食べやすい大きさに
    カットします。
 
 ・ 葉 そのまま
     適当な大きさの葉を 一枚ずつ剥がして おでんなど
    やまかけとすりゴマたっぷりのおでんは 雑誌で見かけたことがありますが 
    詳細は忘れました
 
 ・ 輪切り
     定番の切り方ですが あまり幅を大きく取ると 白菜独特の味がこもります
    2~3㎝に切ったものを 鍋に縦に並べてすき焼きにし 割り下が回ったらすぐ
    食べきります
 
 ・ そぎ切り
    火が通りやすいので 野菜炒めやシャブシャブに適しています 
 
 ・ 短冊
     縦に1㎝程度の幅に切ってから 適当な長さに切り分けます
    一夜漬けや炒め物に さくっとした歯触りと さっぱりした味を楽しむのに適
    しています。
 
 ・ 千切り
     縦に千切りにします  オリーブオイル軽く炒め 少量の水とコンソメ,昆布
    だしで味を含ませてから 牛乳を加えて煮立たせ、 パスタを加えて少しとろ
    みが出たら火を止め 生卵を加えてかき混ぜて クリームソース風のパスタに
    仕上げます 彩りはワケギの小口切りなんぞで。
     適当な長さに切って もやしの代わり応用することも出来ます。 
 
 ・ 斜め切り
     食感をかなり自由にコントロールできますので シーチキンとマヨネーズの
    和え物、さっと炒めてサラダ。
 
 故宮博物院の玉製白菜に見るように 日本に入ってきたときには 手で握れる程度の野菜でしたが 日本で変身した代表的野菜です、当時の中国人がみたら あまりの巨大さに目を回したに違いありません。
 最近は巨大なものほど品質が良いとされている様ですが 味と使い勝手はほっそりしたもののほうが良いので 世の中に逆らいながら暮らしています。
   切り方と火の通し方でこれほど変化する野菜は少ないと思います
                  どうぞ 存分に楽しんでみて下さい。