蓼食う虫-30

節句のお寿司
 
押し寿司
 
 最近の家庭で見かけることの少なくなった調理器具に 升や扇子・花の形をした押し寿司用の木枠があります  かつては めでたいにつけ 悲しいにつけ 近所の女性が食材を持って寄り集まり 総出で準備する料理の中に ちらし寿司を使った押し寿司が有ったものですが 最近の郷里でも人手が無く お弁当パックを注文することが多くなり めったに見かけなくなりました
 ちらし寿司は 寿司桶のまま食卓に出しても豪華ですが 型押ししたり 稲荷にしたり 刺身と合わせて手コネ寿司にと 何をやっても豪華で美味しく かつては家ごとにこだわりの味があったものです。
 
 
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         鮭のスモーク            しめさば
 
一口押し寿司
 
 ・ 最近の炊飯器で押し寿司を作るのには お寿司用のモードと水加減ではなく 白
  米用のモードでご飯を炊きます。
   酢飯は 子供さんがいればちょっと甘い方が良いでしょうが 大人用なら寿司酢
  と普通の酢を半々に混ぜて 1合あたり30㏄を加えます。
 
 ・ 適当な大きさで コーナーが角い容器(重箱等)に倍の大きさのラップを敷き 
  薄切りにした具材を隙間無く きれいに並べたら  その上に2㎝程度の厚さにな
  るように 酢飯を載せはみ出したラップを重ね 板等で平らになるよう 押さえま
  す 。
   たくさん作る場合は 容器がいっぱいになるまでこの方法で重ねて追加していき
  ます。
 
 ・ できあがったら具材が上になるようにしてまな板の上に置き 4~5㎝角の一口
  大に 包丁で切ります。
   このとき包丁にご飯がくっつくと切り口が乱れて出来上がりが汚くなるので 包
  丁はこまめに洗います。
 
 我が家では鮭のスモークと しめ鯖や鯵で作り 紅白だと正月らしくて良いなんて言っておせち料理にしていたのですが  簡単に作れて 酒の肴にもなるので重宝しています。 
 酢飯だけで作って オープンサンドのイメージで 野菜・刺身・焼き肉・ベーコン等を載せれば 全くイメージの違う料理になるので
                後はあなたのセンスが光るばかりです。