蓼食う虫-75

 
野生に目覚める為に
 
肉塊を喰う-(1)

最近発表された意識調査に依ると 結婚適齢期で交際相手のいない男女の比率はほぼ60% 結婚をあきらめている者 もしくは する気の無い者の比率は10%だそうで、実に70%は売り手市場のありさま。
 お互いこれだけ比率が高ければ アメリカ人並みにトライ・アンド・エラーで楽しめば良さそうなものですが 彼の国でも ベストマッチを求めすぎて大変なようで 日本のお見合いの話を聞いて 羨ましがる人は意外に多いのだそうです、そういえば 此処のとこ都会にばかり人が集中して 一人暮らしの上に 夜遅くまで仕事じゃ草食系じゃ無くとも無理はないか、 せめて男子諸君には 肉でも食って野生を取り戻してもらいたいものです。
 
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           温度管理による加熱と                             ロースのトンテキ                                                                   おろし大根ソース                               (ウスターだけで十分) 

 
豚ブロック
  
・油の温度を80度にキープして 豚肉中心温度が60度になるまで加熱。 
・取り出して表面の油をペーパータオル等で除いてから 好みの調理を行う。
 
    この後 いきなりカットすると肉汁が出てしまうので 5分くらい休ませることを忘れないように、また再加熱は 強火で急速にすること、内部温度が上がると再び肉汁が動き始めます。
 
 日本で販売されている豚ブロックの調理は 中心温度60℃でミディアム状態、74℃でウェエルダンで召し上がれますが この温度管理が結構難しいのです、 袋に入れて茹でてみたり 厚さと時間を計りながらソテーしてみたりと いろいろチャレンジしましたが なかなかうまくいかず 最後にたどり着いたのが上記の方法、油を80度以下にキープして肉の中心を温度計で測り 丁度良い火の通り加減に仕上げると 油は肉の温度の方が低いので中には入り込ます 肉汁も80℃以下だと油の中にはしみ出ませんから 失敗知らずの調理方法と言えます。
 肉は火の通り加減だけでは美味しくなりません やはり表面の焦げ加減とソースが美味しさを引き立てますから この後は好みの料理に手早く仕上げましょう、 たまにはガッツりと肉の塊を喰いませんか?。
 ロースやヒレはこの調理法だとジューシーに柔らかく仕上がりますから 500g位はぺろりです、 あっさりしたのが物足らない方は肩ロースをどうぞ、 写真の大根おろしソースは中の焼き加減を見てもらうために そのままカットしましたが この後 表面に焦げ目がつくくらい強火でソテーすると なお美味しく召し上げれます、
   是非 塊を堪能有れ。
   70%の範疇に属する男性諸君へ
                               70%の女性と伴に君達に       肉とエールを !!