何もないどころか 贅沢な楽しみになりました
白いご飯の魅力
「米が余っている」などというニュースが流れていましたが 日本の国土は貿易なしで3千万人を養うのがやっとであることは 江戸時代という壮大な実験で実証されています、石炭と農薬を使用してやっと6千万人。
白米へのあこがれと信頼の恐ろしさは ビタミンの発見される前の日露戦争当時 脚気で全艦隊を全滅の危機に陥れ、これが契機で海軍では洋食を取り入れ、一方 陸軍では森鴎外の頑迷さにより白米のみの食料で 戦争で死んだ兵士より 脚気で倒れた兵士が多いという惨憺たる結果をのこしたほどです。
お茶碗に盛った白いご飯は 日本人のあこがれであるらしく 古より「湯漬けをふるまう」と言う事は 礼儀であったり もてなしや慰労であったり 歴史の重要場面に様々な形で登場していますが 最近では有り余る食材の影で控えめな存在になってしまいましたが なんと これが贅沢な楽しみであろうとは・・・・。
お茶漬け
・ お茶漬けで大切なことは まず お茶漬け用の茶碗と箸置きを揃えることです
茶碗は日常のご飯用ではなく やや大振りでおしゃれなものを用意しましょう。
・ 後は ルール不要 上記のように思いつく限りの組み合わせを楽しめば宜しいの
です。
茶漬けについては魯山人さんの著作を読んで興味を持ち 約1ヶ月間毎日楽しんだことがありますが 小さい頃から食べる習慣がなかったせいか 納豆茶漬けだけは口に入れる決心が付くまで約半年かかりました、上記の組み合わせのうち 癖が無く万人向きなお進めは タマネギのスライスと胡椒・コンソメの組み合わせです。
クサヤ、ヘシコ、酒盗、塩もずく なんて飲み助の素が手に入ったとき あまりの美味しさに吾を忘れて全てを酒のおともにするなんてのはもったいなさ過ぎます。
飲み助の素は全て美味しいお茶漬けの素でもあることをお忘れ無く。