蓼食う虫-99

スーパーで見る地域性

山国の魚

    日本国内に於ける戦争というのは 世界の他国とは異なり 殺し合いではなく 死者が少ないのが特徴で 戦国時代でもたいていは 降参半分と言って 何人か死んで 体勢的に不利なら ”降参!! 領地は半分あげますからカンベンしてね” で済んでいたものを どうも 織田信長当たりが本格的な殺し合いで決着を付け始めたようです。
 それでも大規模な死者が出た戦いは 川中島・長篠・関ヶ原くらいしかないのですが これが又 奇妙な戦なのです。
 関ヶ原に行ってみれば なんと 石田三成小西行長の陣前の ごく狭い範囲内の戦で どう考えても戦場が狭すぎる上に いわゆる 豊臣家の内輪ゲンカ故の 相手憎しだったし、 長篠は 連吾川を堀に見立てて陣を築いた織田連合に 8時間にもわたる城責めを行った武田が力尽きただけで 竹田としては 陣を敷いて待っていれば有利に戦えるものを なぜのこのこ出かけて 不利な攻め方をしたのかが判らず現地でひどく戸惑った思いがあります。
 最も判らないのは川中島、 当時は信長以前で 大規模な殺し合いの無い時代でしたから 此処には是非一度行って 何が起こったかを見ておきたかったのですが 謙信が妻女山に陣取った目的も判らず、 信玄に包囲され退却しようとした時の 偶然による遭遇戦だったのか、 謙信が乾坤一擲の勝負に出たのか不明なまま。
 大軍に戦略無しで まともに当たれば損耗率は同じ、 信玄がよく総崩れにならなかったなと思い 謙信が夜半からの長時間をよく走り抜けたなと思いはするものの  この戦いは一番訳のわからないまま。
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ニシンの三五八
 寒い地方には 美味しい漬け物があります、 三五八漬けはハタハタが有名ですが サンマやニシンも出回っているようです、 ニシンのこの大きさと安さ、 普通のスーパーで見つけたものを 速 購入。
 ニシンは 西日本方面では見かけませんが 安くてボリュームがあり さっぱりした油の美味しさは格別でした。

畑のお肉
 デパートの催しで売っているのは知っていたのですが 作っているのは長野県松本市 味付け前のものを買って早速いただきました 豚や鶏の食感はありますが あくまでも原料は豆なので 後は料理次第、 十分な歯ごたえがありますから しっかり下味を付けてから 回鍋肉や親子丼・生姜焼きにすると楽しめます。

 川中島の頃の海津城は その後 真田家の松代城になり明治まで続きました、 妻女山の陣地跡で出合った方は 何でも真田家の上田時代から縁ある方で 先祖の旧跡を訪ねるうち 偶然遠い親戚に巡り会ったと行って喜んでおられましたが、なんと 500年前に生き別れたままだったんだそうです。
 この方 今回は 軽トラックに泊まり込みながら 一週間目ですと、 ただの観光客の私には 最高の解説者付き旅行になりました。
    良くわからん事は良いことですよ 何でも詳しく教えていただけます 
      知らないことはすばらしいですよ 
         まだまだ 勉強する楽しみがあると言うことですから